年中行事・催し

2016年10月22日

「iPS夜話~宗教者・医師・研究者が語る生命倫理~」開催

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このたび、京都大学iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)と一緒に、
10月22日(土)に妙心寺退蔵院にて
「iPS夜話 ~宗教者・医師・研究者が語る生命倫理~」
を開催させていただくことになりました。
本イベントは、CiRAが寺院で開催する初めてのものです。

今年は、iPS細胞が初めて報告されてから10年を迎えますが、
医療応用に向けた研究を含め、様々な研究が進められています。
今回は、その中でも、
iPS細胞から精子・卵子を作る研究に焦点を当てています。

研究が急速に進み、生殖細胞がiPSで再生される未来が
すぐそこまで迫っています。
不妊症で悩んでおられる方、
性的マイノリティーの方にとっては朗報ですが、
家族という概念や結婚というシステムの必要性さえも疑問視される
将来がすぐそこに待ち受けているかもしれません。
最新のテクノロジーが私たちの将来をどのように動かすのか、
社会とうまく融合させていくためには
どういう努力やビジョンが必要なのか。

また、医療の現場でも体外受精で生まれる子供が
20人に1人という割合になりました。
今から30年前には
「試験管ベビー」「神の領域に踏み込んだ」など
さまざまな議論が巻き起こりましたが、
30年経った今ではそれも社会に
広く認知されるようになっています。

命のあり方や生殖細胞の将来について、
研究者、産婦人科、宗教者が語り合います。

話題提供に横林しほり助教(CiRA未来生命科学開拓部門)、
鼎談に松山大耕副住職(妙心寺退蔵院)、
畑山博院長(足立病院)、
藤田みさお准教授(CiRA上廣倫理研究部門)、
そして話の聞き手(ファシリテーター)として
戸口田淳也教授(CiRA臨床応用研究部門)をお迎えしています。
研究の最先端をご紹介しながら、研究者の視点に加え、
宗教的な視点、そして、医療現場からの視点を交えて多角的に、
次世代につながる細胞の研究を
どう進めていけばよいのかを考えていきます。

また、イベントの初めには、ミシュラン1つ星を獲得した
「阿じろ」による精進料理をお召し上がり頂きます。

秋の夜長に、夜間の寺院という幻想的な雰囲気を味わいながら、
iPS細胞研究がもつ生命倫理について少し触れてみませんか?

今回はかなり大きな反響のあるイベントだと思います。
ご興味がある方は是非早めに以下のサイトから
お申し込みをお願いいたします。
大勢の皆さまのご参加をお待ちしております。

http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/…/seminar/160915-150000.html

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