トップ > 和尚さんからひとこと > 節分
今日は立春です。
暦のとおり、急に暖かくなってきました。
1月は例年にない寒さでしたので、いっそう春の気配を感じます。
さて、今日が立春ということは、昨日は節分。
南南東に向かって巻き寿司をほおばり、いわしを召し上がりましたでしょうか。
このような風習は最近では全国に広まりつつあるようですが、
もともとは関西特有の文化だったそうです。
そして、節分と言えば、鬼!
退蔵院には毎年、鬼がやってくるのです。
隣にある修行道場の修行僧の方が鬼に扮していらっしゃるのですが、
私が幼いころは、この鬼が本当に怖くて、親と一緒に道場に行って
「今年は鬼は来ないでください」
とお願いに行ったこともありました。
もちろん、鬼ですから、そんなお願いは聞き入れてくれるはずもなく、
毎年やってきては、悪いことをしてようがなかろうか、
振り回されて泣き叫んでいた記憶があります。
昨日の鬼さんは、古典的な鬼の格好でしたが、
幼い記憶にある鬼とは対照的に、すごく腰の低い「いい鬼」さんで、
豆を撒いたらすぐに退散して行かれました。
鬼さん曰く、妙心寺の中にある保育園で園児につかまり、
5時間くらい拘束された、とのこと。
昔は怖かった鬼も、今は子供たちに人気が出てきたのでしょうか。
時代の移り変わりを感じましたが、
いつになってもこういう風習は大切に残していきたいものです。