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桜(さくら)

さくら
バラ科/落葉高木/薄紅・白

桜と言えば古歌によく詠まれていますが、そのほとんどが山桜です。『古事記』に出てくる桜の姫である「木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)」が最初の種を富士山からまいたといわれ、「サクヤ」の音がサクラの語源といわれています。 また、桜のイメージの中には「咲く」とともに「盛ん」「幸(さき)く」という晴れの意味の語源も伝えられています。桜の「さ」は穀物を表わす古語、「くら」は神座の意で穀物の依代(よりしろ)という意味もあるそうです。 散りぎわがいさぎよいので、武士道の象徴ともされました。お花見が庶民のものになったのは江戸時代からです。

特徴:幹のところに横向きの線が入っています。秋には早めに落葉し、楓(かえで)が紅葉する頃には葉が残っていないことが多くあります。

花ことば:精神美、優れた美

豆知識:ヨーロッパではキリストが生誕する前に、桜の木に奇跡を行ったことをテーマにしたカロル(宗教的祝歌)がいろいろの形で残っています。

☆さくらが詠われた詩☆
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
古今集 百人一首 小野小町
「もろともに あはれと思へ 山桜 花より外(ほか)に しる人もなし」
金葉集 百人一首前大僧正行尊